鍼灸師の天野です。

 

1.北海道と梅雨

わたしの生まれ育った北海道は、梅雨がありません。

幼い頃から、テレビで見る「梅雨入り」「梅雨明け」を体験したことがなくって、憧れていました!笑

気象庁には定義されていませんが、天気はたいてい南から始まって、北へ進んでいくもの。

本州が雨で、北海道が全く影響がないってことはありません。

本州が梅雨入りすると、北海道も雨が多くなる通称「蝦夷梅雨(えぞつゆ」)があります。

冬の厳しい北海道、雨が降るということは、暖かいということです。

そのころは、わたしにとって「暖かくて、しっとりして、植物もイキイキして、あじさいが咲いて、いいな〜」という時期でした。

けど、けど、けどね!

鍼灸師になった今、わかったこと。

梅雨で体調を崩す人が多いのです。
「梅雨は憂鬱〜〜〜↓↓↓↓」って方も多いと思います。

2.日本の梅雨の期間

さて、日本全国で、どのくらいの期間梅雨なのでしょうか?

1951年から2016年まで65年間、南は沖縄から、北は東北北部まで、平年の「梅雨入り」と「梅雨明け」を調べました。

 

時期が「ごろ」なのは、5日間天気が悪い日が続いた真ん中の日だからとのこと。

65年間の平均で、約45日間、梅雨の時期があるそうです。

約45日間、一ヶ月半です。鬱々と過ごすのには、長いですよね〜そう思いませんか?
その期間を、体調を崩さず、爽やかに過ごすのは、大切なことです。

3.西洋医学での梅雨の不調

西洋医学には、「気象医学」というジャンルがあり、気象と健康に与える影響を研究している学問があります。

その気象医学によると、梅雨の時期に気分がふさぎ込んだり体がだるくなったりするのは「低気圧の影響」、とくに「低気圧による体の変調」により、頭痛や抑うつ、関節などの症状がでるとのことです。

対処法としては、体内時計を整えるために、朝、一定の時間に起きて朝日を浴びる、ラジオ体操で体を動かして、関節内の圧力を調整する。

朝食やコーヒー・ハーブティーなどで体を覚醒させることがあります。

また、熱いお風呂に入ると血圧が一時上昇し、その後安定するので気分がすっきりするそうです。(医師:宮田恵 メグ先生の森の診療所)

4.東洋医学での梅雨の不調

東洋医学的には、梅雨の時期には湿邪の影響で体調を崩すと言われています。

湿邪というのは、湿気がからだのなかにたくさんある状態。

ここ新潟では、日本一の米どころ。そこらじゅうに田んぼだらけです。

GWあたりから一斉に田植えが始まり、田んぼに水が一斉にはられる。田んぼに水がはられると「からだが重くなる」という方もいらっしゃいます。

田んぼに水がはられて湿度が高くなり、その上雨まで降ると、さらに湿度が上がります。

からだの中に湿気がたまりすぎた状態が、不調を起こします。

環境の他に、からだに影響するのは、食べ物です。東洋医学では、食べ過ぎると、からだに湿邪が増え、不調が起こると言われています。

体内に湿を増やす食べ物は、穀物、砂糖、主に糖質の高い食べ物です。

「梅雨の時期はなんだか調子が悪い・・・」という方は、食べ物を控える、水を飲

みすぎない、運動をしたり、お風呂にはいることもいいです。

この文章を書いているのは、新潟で、今日のは5月11日。

整体師の剣持太智先生が、この会場に来られるなり「坐骨神経痛の人がやたら多いけどなんでなんだろ〜」と。
わたしの鍼灸の治療は、東洋医学的な理論を元に施術を行っています。

坐骨神経痛がある方、胃が悪い方が多いのです。

お尻の真ん中に「小野寺臀部点」があります。昔のお医者さんが、「胃が悪い人は、ここに押したら痛い点がある」と発見したところです。

偶然にも坐骨神経痛で痛むところと同じです。

不思議なことに、背中の胃のツボを治療すると、痛みがやわらぎます。

今までの患者さんを診ていると、胃をいたわることも、坐骨神経痛がある方はには大切なことです。

新潟では、GWころに田んぼに水が入ることで湿邪が多くなります。

それによって、今までと同じ食事をしていても、胃の負担が多くなり、坐骨神経痛が出ると考えました。

まだ梅雨になっていませんが、オトナになった今では「梅雨の時期はウツウツ・・・」というのもわかります!

梅雨の時期は、体調に気を付けて、爽やかな夏を迎えたいですね(*^^*)